【第3章】制作環境をつくる①
ドメインとサーバーの契約
ホームページを作るには、「ドメイン」と「サーバー」が必要です。ドメインは「インターネット上の住所」、サーバーは「ホームページのデータを置く土地」のようなもの。今回は、初心者でも安心して使える「X SERVER(エックスサーバー)」を使って契約を進めていきます。
①X SERVERの公式サイトへアクセス
まずは↑こちらのリンクからX SERVERの公式サイトへアクセスしてみましょう。
X SERVERのレンタルサーバーお申込フォームが表示されます。

②新規お申し込みボタンをクリック
左側に表示されている「X SERVER レンタルサーバー」の方を契約していきます。
オレンジ色の「新規お申し込み」ボタンをクリックしましょう。

④サーバーIDの取得・保存
新規申し込みのボタンをクリックすると下記画面が表示されます。
ここで、「サーバーID」が自動で発行されます。赤で囲ってある部分があなたの「サーバーID」です。
サーバーIDは今後、X SERVERの「サーバーパネル」にログインするときなどに使用します。
忘れたり間違えて破棄したりしないよう、”Googleドキュメント”などにメモして保存しておくことを推奨します。


⑤プランとオプションの選択
先程説明したサーバーIDの下にプランを選択する項目があります。X SERVERには、いくつかのプランがありますが、「スタンダード」を選択します。
「プレミアム」や「ビジネス」プランは、大規模サイト向けなので、特に理由がない限り「スタンダード」で大丈夫です。
プラン選択の下に「WordPressクイックスタート」という項目があります。今回はこのオプションを使用するので「利用する」にチェックを入れましょう。
WordPressクイックスタートは、X SERVERの契約時にWordPressのインストールを自動で完了できる機能です。
通常、WordPressを手動でインストールするにはデータベースの設定などが必要ですが、クイックスタートなら申し込みと同時にサイトが完成します。
初心者の方でも最短10分でホームページ制作を開始できるので、すぐにサイトを立ち上げたい方におすすめです!

「利用する」をチェックすると下記のような画面が出てきますが、「確認しました」をクリックしてください。

⑥契約期間の選択
契約期間は、任意の期間でOKですが12ヶ月契約にしておくと無難です。

⑥ドメイン契約
次は、いよいよドメイン契約です。ドメインには「.com」「.net」「.jp」などさまざまな種類がありますが、基本的には「.com」や「.jp」が汎用性が高く、信頼されやすいためおすすめです。
【ドメイン名を考える際のポイント】
☆シンプルで覚えやすい名前にする
ドメイン名は短くて分かりやすいほど覚えてもらいやすいです!
長すぎると入力ミスの原因になったり、印象に残りにくくなります。
☆サイトの内容やブランドに合った名前を選ぶ
サイトのテーマや事業内容が伝わるような単語を含めると、検索エンジンにも強くなるメリットがあります。
また、ドメイン契約時にはいくつか注意点があるのでしっかりと確認しておきましょう。
・一度契約すると変更できない(慎重にドメイン名を選ぶ)
・取得できないドメインもある(すでに使われている場合は別の名前を考える)
などが注意点としてあげられます。
上記のポイントや注意点を踏まえてインターネット上の「住所」となる、オリジナルのドメイン名を考えてみてください。

⑦Wordpress情報の入力
⑤でチェックしたオプション、「WordPressクイックスタート」を覚えていますか?
これを利用すると、WordPressを自動でインストールすることができます。「Wordpress情報」の項目では、その際に必要な情報を入力していきます。
ブログ名
ここで設定した名前は、サイトのトップページや検索結果に表示されるタイトルになります。例えば、「○○カフェ」「○○公式サイト」などサイトの目的が分かる名前をつけると、訪問者にとって分かりやすくなります。こちらは、後から変更できるので仮のタイトルでも大丈夫です。
良いタイトルが思いつかない場合は、chatGPTなどに頼るのもいいですね!

ユーザー名
WordPressの管理画面にログインするときに使うユーザー名を決めます。これは 後から変更できないので慎重に設定しましょう。
セキュリティ対策のため、「admin」「user」「test」など単純なものは避け、管理しやすいけれど、他人には推測しにくいものを選ぶのがポイントです。
パスワード
メールアドレス
WordPressの重要な通知を受け取るメールアドレスを登録します。ここで設定したアドレスには、ログイン情報やパスワード再設定メールが送られるので、普段使うものを入力しましょう。
ここで入力した情報は、サーバーIDと同様にGoogleドキュメントなどにメモをして保存しておきましょう。

⑧ WordPressのテーマを選択する
WordPressのテーマを選択することができます。
基本的にデフォルトのままでOKですが、カスタマイズしたい場合はここで選択できます。
テーマを選択したら下部にあるオレンジ色のボタン「X SERVERアカウントの登録へ進む」をクリックしてください。

⑨必要な情報の入力
「X SERVERアカウントの登録へ進む」をクリックすると下記のようなお申し込みフォームの画面が出てきます。
氏名や住所、お支払い方法など必要な情報を全て入力していきましょう。
全ての情報の入力・確認ができたら「次へ進む」のオレンジ色のボタンをクリックします。


⑩確認コードの入力
次に進むと「確認コード」の入力が求められます。登録メールアドレス宛にメールが届いていると思うので確認してみましょう。
メールの内容を確認すると「登録メールアドレスに関する情報」の部分に【認証コード】が記載されているので、その数字を、確認コードの画面で入力します。入力できたら次へ進みます。

⑪入力内容の確認
確認コードを入力して次へ進むと下記の画面に移ります。ここまで入力した情報や契約内容が確認できるので間違いがないか一度よく目を通しておきましょう。

内容を確認して間違いがなければ、「SMS・電話認証へ進む」のボタンをクリックします。

⑫SMS・電話認証によるご本人様確認
ここでは、認証コードを取得してご本人様確認を行います。
電話番号の入力と取得方法の選択をして「認証コードを取得」をクリックすると認証コードが取得できます。
次の画面で取得したコードを入力して認証して申し込みを完了させるとサーバーとドメインの契約が確定します。
これでX SERVERでのドメイン・サーバー契約は完了となります。
この後すぐにWordPressのインストールが自動で開始され、管理画面にログインすることが可能です。


WordPressのインストール確認
申し込み完了後、下記の画面に移ります。クレジットカード決済の場合はすぐに処理が完了してWordpressのインストールが開始されますが、銀行振込・コンビニ払いの場合、支払い完了後に処理が進むので少し時間がかかります。
WordPressのインストールが完了したら、「サーバー管理」のボタンをクリックしましょう。
※Wordpressのインストールには、約30分~1時間ほどかかります。

「サーバー管理」を押すと「管理コンソール」のページに入ることができます。
管理コンソール内にある「Wordpress簡単インストール」をクリックするとサーバーパネルが出てくるので使用するドメイン名を選択します。


使用するドメインを選択すると、下の画像のようなページにうつります。ここには、サイトURLや管理画面URLなど、インストールしたWordpress情報が記載されています。サイトURLや管理画面URLは、今までと同様にメモをしておきましょう。

①SSL設定(https化)
まずは、SSLの設定から始めます。SSL(Secure Sockets Layer) は、インターネット上でデータを暗号化して安全に送受信するための仕組みです。
SSL設定をしておくメリットとしては、ユーザーの個人情報(パスワード・クレジットカード情報など)を第三者から守ったり途中でデータを盗まれたり、書き換えられたりするのを防ぐことがあげられます。また、GoogleはHTTPS(SSL化したサイト)を検索順位の評価要素にしているのでSEOの観点から見てもSSL化しておくことをおすすめします。
WordPress情報が記載されているページを下にスクロールすると左のメニューバーの中に「SSL設定」があるのでそこをクリックします。


下記の画像に従って赤枠の部分をクリックしていくと、最後に「SSL新規取得申請中です」の青文字が出てきます。
この文字が表示されたら指示通り数分待ちましょう。設定が完了すると自動的に画面が切り替わり「独自SSL設定をONにしました」の文字が出てくるのでこれでSSL設定完了となります。



②Wordpressにログイン
下記画像のWordpress情報が記載されているページに戻り、赤枠内の管理画面URLをクリックします。

URLをクリックすると、Wordpressのダッシュボードに入ることができます。WordPressのダッシュボードは、サイトの管理や投稿を行うための管理画面です。ログインすると最初に表示され、ここから記事の投稿・デザインの変更などができます。ブックマークしておくと次回アクセスする際に便利です。

ダッシュボードが確認できたら、一度タブを閉じて検索バーから管理画面にアクセスしてみましょう。
ユーザー名・パスワードを入力したら、下部画像の「ログイン状態を保存する」をチェックしてログインします。
以上でサイトの制作環境が整い、ここからサイトのデザインがスタートします。

